勉強というと、今のほとんどの子供達は、学校・塾・家庭教師・保護者の方にさせられるもの、その時間だけ我慢すればいいものという感覚があります。
ですから、実質、その時間だけしか勉強をしなくなります。なぜなら、それで義務を果たせたわけですから。
そうすると、いくら完璧な講義をそれぞれの先生がしても、記憶は、忘却曲線によってすぐに急速な下降線をたどりますから、1週間後に同じ問題で確かめテストすると、よくて3割くらいの得点となります。
実は、学校・塾・家庭教師・保護者の方は、舞台のようなもので、自分の勉強の成果を見せる場所なのです。
では、勉強とは何かといえば、自分自身で、習ったことを繰り返し書いて覚えなおし、忘却曲線を追いやることをさすのです。
ですから、
授業の前の日は予習として次の日にやる教科書を読み、読めない字に丸をつけ、調べ、調べてもわからないときに保護者の方に聞き、それでも判らないときは、先生の授業を聞きながら、先生の言葉を声にでないように口真似し、読めない字を見つけたらすぐに教科書の丸のついている場所に書くのです。そのときでてこなければ、授業が終わってから先生に聞きにいくのです。
ノートは、左側を予習用、右側を授業用として、前日に、読んだあと、自分なりにノートの左側に読んだ内容をまとめます。
右側に、授業で先生が板書したこと、強調して繰り返したところを書きます。
家に帰ってから、参考書・資料集で、書いてないことを書き留めます。特に欄外や、小さなミニ知識の欄で大切そうなところを書き込みます。また、確かめで問題集を自分でやって、できなかったところをノートの関係のあるところに書き留めます。
こうして作ったノートをテスト前に読み返すと、記憶がよびさまされ、テストで得点がとれます。
頭で瞬間覚えたことは、忘却曲線によって長期的には、10パーセントも残りません。ですから、頭の脳の代わりにノートに書き記すのです。ですから、ノートを見れば、その生徒の理解度がわかります。なぜなら、脳の中身がノートにでてるわけですから。
ノートの注意事項は、こまかい字でつめてかかず、普通の字で、スペースを適度にあけ、見やすいように書くということです。
自分の勉強は、他には、漢字等の暗記があります。これは、夜寝る前30分と、朝起きてから30分の頭がぼんやりする時間に同じものを行います。これは、眠いときの脳は、批判精神が消えうせるので、記憶がそのままのかたちで持続しやすいからです。それと寝る前は、布団の中でやるくらいに寝る直前にしてください。もし、暗記した後、漫画を読んだり、スポーツニュースを見たりほかの情報を入れると、それが頭に残るからです。その日の最後の情報が寝ている間脳に保持されるからです。
こう書いていると、お子様から、遊ぶ時間がないといわれるかもしれませんが、最初はたくさん時間をつかっても慣れれば時間が早くなります。すると、遊ぶ時間もつくれるようになります。
実際、勉強のできるようになった教え子は、スポーツも、遊びもできる時間の使い方のうまい子になってゆきます。
今、している勉強は、実は、社会の中で一番低いハードルを越えているようなものなのです。教科書があり、解答がありますから。社会にでると、自分で解答をださなければならないことがたくさんあります。ですから、今しかできないこと、今しなければならないことに必死になってください。それが、皆さんの未来を開くきっかけになると信じて。
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勉強のお作法